PROJECT 010
2017年12月3日
「2~3歳のお子さんはお母さんのそばからなかなか離れないので、お母さんがウクレレをゆっくり弾けないのが残念なんです。」
ウクレレ講師のしいはらみほこさんがミーティングでこんな相談をされました。それが理由でウクレレ教室にくるのを諦めてしまうお母さんもいるそうです。これはウクレレ教室に限った話ではありません。
産後の母親のケアをしている私はそれを聞いて「産後の母親が自分のやりたいことができて、同時に子供も満足できる時間と空間を一緒に作りたい」と思ったのです。そこから「産後ケア×ウクレレ」の実験講座を始めることになりました。
その年齢の子供が母親から離れない理由の一つに「はじめての場所や人への警戒心」があります。そこで前半はバランスボールを使って親子で弾み、警戒心をといてから後半にウクレレ教室を体験してもらう流れにしました。
念のため見守り託児の先生やおもちゃも用意。絵本の読み聞かせを間に挟んで前半と後半を切り替えました。母子別室という案もありましたが実験の意図として母子ともに同じ空間にいることを重視しました。
バランスボールの活動が気になる方はこちら「どこでも朝活バランスボール」
一般社団法人体力メンテナンス協会 体力指導士 産後指導士
バランスボールインストラクター
野村里枝子(りゃーこ)
講座前半に母親と十分密着できていたお子さんは、後半は満足して母親から離れて遊ぶことができ、その間母親はウクレレ教室に集中することができました(約8割が成功)。
同じ空間でお母さんも子供もハッピーな時間を過ごすためのヒントがつかめたような気がします。
母親が子供を理由に自分を犠牲にしてしまうことは、子育てをつらくしてしまいます。
リニモテラスにも、子供を安心して託児できるような空間や、子連れの母親達がアクティビティを楽しめる空間が上手に絡められていたら、長久手での子育てがもっと楽しくなるだろうな、と思います。